ファンタジア大賞:【評価シート】
こんばんは、芹澤です。
第32回後期ファンタジア大賞の入選作が発表になりました。
入選されたのは2作品。
おめでとうございます。
ファンタジア大賞は毎回入選作発表のタイミングで評価シートが届きます(正確にはマイページが更改されます)。
私は今回は二次落ち、前回は四次落ちだったのでざっと評価シートを比較しました。
キャラクター、オリジナリティ、同時代性、ストーリー、文章力の5つの項目から成る五角形があり、0~10までの評価と総合評価が書かれています。
今回は軒並み低い点数だったので五角形がこぢんまりしていました。
おそらくこの五角形の形は一次、二次、三次と上がるほどに大きくなり総合評価も上がるのだと思います。
拙作の四次落ちと二次落ちだとその違いは歴然です。
内容についてです。
上記の5つの項目にそれぞれ2、3行のコメントが入っているのですが、短いながらも本質を突いている!と感じました。
特に最も低い評価だった「ストーリー」は『作品を通じて何を伝えたいのか定まっていない』とあり、自分でもモヤモヤしていた点をびしっと言い当てられた気がしました。
そう、そうなんですよ。
この作品って何をさせたいのか分からないの!(読んでない方には何がなにやらと思いますが)
早い段階で結末を提示しなくてはいけないんです。
「優勝する」「魔王を倒す」「彼女と付き合う」「誰々を救う」なんでもいいのですが読者がイメージしやすい道筋を見せておかなければいけないんです。
そして冒頭と結末とで何らかの「変化」がなくてはいけない。
変化の種類には大小内面外面など様々あると思いますが、百ページ以上費やして何も変わらないのであれば読み物の意味がない。
それを自分というヤツは雰囲気でなんとなーく流してしまうからいけない。
加えて毎回こうやって反省するくせに次に生かせないから救いようがないですね…。
結論から言いますと拙作はダメダメですが、通過発表日が毎月決まっていて、入選作発表と同時に評価シートも届くファンタジア大賞は結構良いですよ!ということですね。
次の締切は8月末。出せるかな~(^_^;)