初めてのデスゲーム小説を書いて応募しました【ジャンプホラー小説大賞】
芹澤です。
や・っ・と書き終わりましたー!!
5月からジャンプホラー小説大賞に向けて小説を書いていたのですが、ようやく投稿できたのです。
内容は7人+αの学園デスゲームもの。ものすごく、ものすごーく苦労したのでここで全て吐き出して次にいきたいと思います。
初めてデスゲーム小説を書いたワケ
前回、和風ホラー小説「月と皮」が最終候補一歩手前(何次通過になるのか不明)に残り、ありがたいことに講評もいただけたので今回も応募するつもりでした。
求められているのは若者向けのホラー。前回はバーチャルアイドルが凶暴化する作品が受賞しました。
悩んだ末にデスゲームものを選択。
つい最近までブラッドボーンの動画配信にハマっていたこともあり、抵抗感が少なかったからです。
(※ブラッドボーンいいよね!禍々しくて!)
登場人物は7人。ほぼ高校生です。
それぞれにパートナーのお化けがつきます。
必然的に登場人物が多くなってしまうのですが、プロットを練っている段階で既にビジュアルが浮かんでいたので変えたくなかった。
実際キャラとして書き分けたのは10人です。
4月ころからアイデアを練りはじめ、着手したのは5月。
ちょうどいい「犠牲者」がいない
ホラーの怖さは、なんといってもシ体(隠語のつもり)を見た瞬間だと思うんですよ。
雰囲気ががらっと変わるためのキッカケですね。
デスゲに巻き込まれた当初は「なにかの冗談だろー」と笑い飛ばしていた主人公や同級生たちが、ひとたびシ体を見た瞬間に「マジだ」と焦る。自分の身に起きた危機に本当の意味で気づく。
そのためにはシ体が必要。
な・の・に。
参加者は7人のみ。それぞれに過去やストーリーを用意してあるのでテキトウにシなせられないジレンマ…!
いまからシ体用のクラスメイトを用意しようにもストーリー上の矛盾がでてしまうので出せない。
かなり悩みました。
結果的には特殊能力を活用して何人かにシんでいただきました…。
(この辺りの悩み、ホラーを書いているのでなければ相当危ない人ですよね)
書き進めて気づくデスゲの難しさ
デスゲはただコロし回ればいいというものではありません。
なにせ登場人物は生死がかかっているのです。生き延びるためにあらゆる可能性を考えながら行動しなくてはいけない。
私はこの知略・謀略・駆け引きを考えるのがどうにも苦手です。
ラブコメの恋愛駆け引きはどっちに転んでも楽しいのでいくらでもアイデアを出せますが、シんだらおしまいなので真剣さが違うはず。
ここに相当悩みました。
締切が刻一刻と迫っているのに遅々として進まない…。
6月に入ってもまだ2章を書いていたくらいです。
「私、なんでデスゲなんか書いてるんだっけ…」と意識が遠のきました。
しかし諦めが悪いのは私の長所。
締切4日前にどうにかこうにか書き上げて推敲に取りかかりました。
「送信」からのエラー祭り
締切当日20時半ごろようやくデータが出来上がりました。
さぁ応募だ!と気合いを入れてサイトにアクセス。
必要事項を全て入力していよいよ送信段階。
「いけー!」
とポチった直後
「エラー はじめから入力してください」
昨年の悪夢が蘇りました。
締切23:59の30分前から何度トライしてもエラーエラーエラー……エラー祭り!
今年も仕様が変わっていない!!
入力しました。
最初から全部。
そのたびエラーさんに会いました。
ストーカー並みにエラーがいました。
もうどっか行って!放っておいて!
半泣き状態でトライした6回目…「受付しました」と表示されました。
え…?
結局なにがエラーさんを召喚したのかは分かりません。
全角半角かあらすじ欄のスペースが理由だと思いますがエラーの内容が表示されないので想像するしかありません。
かくなる上は。
今年「受賞」して編集部に問題提起するしかない。
このエラーが原因で将来有望なホラー作家が応募を断念したかも知れないです。あまりにももったいない。
ということで、受賞します! → しなかった。