行き詰まったとき気晴らしできる本3冊
芹澤です。
GA文庫大賞に向けてガジガジ改稿している今日この頃。
ふと手が止まります。
「なんだか気が乗らない」
「面白くなってる気がしない」
「どれだけ頑張ってもまたダメなんだろうなー」
あふれるネガティヴの渦に飲み込まれそうになります。
こんなとき、普段ならちょこっと旅行に出掛けてネガティヴな感情と向き合わないようにするのですが昨今のコロナ禍でそれも叶わず。
だったらどうするか。
本を読みます。
と言ってもラノベではありません。
理由は後ほど。
というわけでオススメを3冊ご紹介します!
すごい準備 誰でもできるけど、誰もやっていない成功のコツ!
「頭がいい人はきっと私みたいに悩んだり迷ったりしないんだろうな」と、ないものねだりをしながら本屋をウロウロしていて見つけた本です。
著書はテレビ局のプロデューサー。
圧倒的なまでの「準備」によって困難を打開し、成功を手にしていきます。
準備はもちろん大事だと思いますが、著書さんは「こんなことして役に立たなかったらどうしよう」と不安になることもなく、だからといって「その場でどうにかなるんじゃない?」と過度に自信を持つこともない。ひたすら謙虚に努力して準備している姿が印象的です。
どうやったらこんなに自分を信じられるのでしょう。
(表紙は若干ふざけていますが、内容はとても真面目&読みやすい文章です)
ゆきの日
朝起きて雪が積もっていたら……「最悪っ!」と吼えるでしょう、私なら。
この主人公も同じです。
雪が降ると電車が止まるし足元が滑るし、いいことなんてひとつもない。
そんな主人公を横目に大喜びしているのは……。
読んだあと心がぽっと温かくなると同時に少しだけ淋しい気持ちになるお話。
一瞬の風になれ
才能って、ないよりはあるほうが絶対いいですよね。
私にも文才があれば良かったのですが、残念ながら10代作家さんがデビューするのを横目に今日も改稿中。
本屋大賞に選ばれたのでご存知の方も多いと思いますが、天才スプリンクラーを幼なじみにもつ主人公が努力して追いつこうとするお話です。
陸上に恋愛にと疾走する様子は青春そのもの。すっごく濃厚です。
あぁ自分もこんな青春を送りたかった……と言いたくなりますが、思い返すとそこそこ濃い青春送ってました。隣の芝生は青く見えるものです。
まとめ
お気に入りの3作を紹介しました。
何故ラノベを選出しなかったと言えば、ネガティヴな気持ちで商業化されたラノベを読んでも自作と比較してさらに気落ちするからです。
知らないことを知る。
見たことのないことを見る。
感じたことのない感情を味わう。
本にはそんな力があります。
パソコン上の原稿からはなれて違う景色を見るという点では旅行と同じ効果があるかもしれません。
行き詰まりを感じたときには是非みしらぬ本を手にとってみてください。
ではでは。