#青オケ 青のオーケストラの原作マンガを大人買いしたら…最高でした!Wヒロインとの恋愛模様や青野と佐伯との関係など【ネタバレ】

2024-01-03アニメ,エッセイ

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芹澤です。

この春からNHK教育で放送されている「青のオーケストラ」ご存知ですか?

青春の音が、響き合う――

演奏することを辞めた元天才ヴァイオリニスト・青野が出会った高校のオーケストラ部の世界。個性豊かな仲間たちが情熱を音楽にのせて織りなす、青春のアンサンブルドラマ。

世界的ヴァイオリニストである父のもとコンクールで活躍し、天才少年と呼ばれた青野 一。とある理由からヴァイオリンを封印して無気力になっていたが、中3の秋に同級生の秋音 律子との出会いをきっかけに音楽への情熱を取り戻す。青野は秋音とともにオーケストラ部のある海幕高校に進学するが、そこは強豪校の厳しい練習と、さまざまな悩みを抱えた部員たちが一つの音を作るためにぶつかり合う世界で…。

https://aooke-anime.com/introduction/

 

管理人は青春恋愛ものが好きです。

昔ヴァイオリンを習っていたり、いまでもオーケストラコンサートを聴きに行くこともあり、アニメ開始前から気になっていました。

結果的に、アニメを5話まで見たところで続きが気になりすぎて原作全11巻を大人買いしてしまいました。

 

もうすごい!大当たりです!

管理人の趣味趣向にドンピシャで、めちゃくちゃ面白いです!

 

今回は、原作は気になるけど買って失敗したくない…と躊躇している方に向けて、新参者の私が青のオーケストラの魅力を3つに絞って勝手にPRします。

 

絵のレベルが高い

まず、絵がきれいです。

こちら編集さんのツイート↓

 

人物も背景描写も一定レベルを超えた「上手い絵」なんですが、ぜひ注目して欲しいのがヴァイオリンや演奏描写!

 

ヴァイオリンを弾く体勢ってちょっと独特ですよね?

左肩に水平にヴァイオリンを乗せ、左腕をくぐらせる形で下から指を添えて4本の弦を押さえていくんです。

右腕にも注目してください。

右肩を開き、卵をもつように指を添え、上から下へと弓を上下させる。

この一連の動きがあってはじめて音が出せます。

なんとも不自然な体勢ですよね?

管理人もヴァイオリンを習っていた時は左腕に苦労しました。ぎゅっと握りしめたらいけないのでゆるーく丸め、しかも弦はちゃんと押さえないといけないんです。

この弦もピンと張っているのでそれなりの力を要します。律子ちゃんの指の皮が厚くなるのも納得。

 

極めつけはヴァイオリンの奇妙なフォルム。

隙間から中を覗くと細い柱があったり板がとても薄かったりと、不思議に満ちています。

どうしてこの形になったのか現代でも謎なんですって。

 

そんな難しい楽器を題材に、違和感のない演奏シーンが描けるってレベル高すぎません??

 

Wヒロインにどきどき。青春だね!

 

本作のヒロインはふたり。

明るく、裏表のない性格の秋音律子(あきねりつこ)。

自己主張が苦手でおどおどしている小桜(こざくら)ハル。

親友同士でもある二人は、巻数が進むにつれて主人公をめぐる甘酸っぱい三角関係を形成していきます。

 

(↓ハルちゃんです。家では眼鏡っ子。かわいい見た目に反してグロテスクなホラー映画が大好き!)

 

個人的なオススメ巻は、

小桜ハルが「一歩」踏み出す8巻!

コンクールに向けて部内がピリピリしている本巻ですが、ある日の帰り道、主人公:青野はコンクールが終わったらヴァイオリンのメンテナンスのため楽器屋に行きたいと話します。

ハルは思いきって自分も行きたい、楽器屋を教えて欲しい、と踏み出すのです。

しかし青野は「じゃあみんなにも声かけてみるね」と答えます。鈍感主人公め…

普段のハルなら「そうだよね、みんなで…」と消極的になってしまうところですが、今回は引きません。

 

「二人で行かない…?」

 

さて青野はどう答えたでしょうか?

ラブコメにありがちな難聴主人公ではなく、高校生らしい反応を見せるところが好印象です。

この巻には律子との触れあいもあるので、Wヒロインを堪能するにはうってつけだと思います。

 

律子とのオススメ巻

多くの人は10巻の例のシーンを挙げると思いますが、個人的には11巻のバレンタインデーを推したいです。

 

「青野は特別だもん!」

ツンデレかよ!と悶えること間違いありません。

この巻では新たなライバルたちも登場して物語に深みが増しています。

青野推しを自称する敦美先輩がいいキャラしていますね。

おまけマンガにあるハルちゃんの好感度が急落する様子も笑えます。

 

ライバル:佐伯直の存在

 

プロヴァイオリニストの父親から教えを受けてきた青野は「努力」の人です。

もちろん父親譲りの才能もあったでしょうが、作中でも時々触れられるように、黙々と練習を積み重ねることで結果を残してきました。

一方の佐伯は、天才タイプ。

ドイツ人の祖父から手ほどきを受け、ドイツの市民オーケストラに参加していましたが、プロから指導された様子はなく、才能だけで青野と並び立つほどの腕前があります。

ハルや山田くんが「こんなにも差があるのか」と愕然とするほど。

 

よくある青春ものなら、主人公の青野が天才タイプで、ライバルが努力タイプじゃないの…?

と思っちゃいますが、青野は父親への反発や佐伯に対する嫉妬や対抗心、佐伯は故郷を思う切なさなど、それぞれのバックボーンが「音」によって表現されていきます。

10巻のアヴェマリアはいいぞ。

 

佐伯は天然タイプで自由奔放ですが意外と負けず嫌い。青野を好敵手(ライバル)と認めています。

運動も勉強も苦手な彼ですが、じつは青野とは父親が同じ異母兄弟です。

1月1日生まれの青野が兄、2月6日生まれの佐伯が弟になります。

お酒に酔っていた母オリビアがポロッとこぼした事実に驚きつつ、まだ見ぬキョウダイに思いを馳せて12歳のとき来日。

青野が出場したコンクールを観に行っていたようです。

 

その後、父親の不倫騒動が報道されたことで青野はヴァイオリンから離れ、かわりに佐伯が数々のコンクールで輝かしい成績を収めていきます。作中では触れていませんが「キョウダイ」がコンクールの舞台に戻ってくるのを待っていたのかもしれませんね。

しかし青野は戻ってこなかった。

 

オーケストラ部見学の日、なりゆきで青野と二重奏することになったとき不意に「笑った」のは、これまでの感情があふれたためでしょう。

夢にまで見たキョウダイとの演奏が待ち遠しくて、そして、すごく楽しかったに違いありません。

 

不義の子である自分の存在によって青野家がめちゃくちゃになってしまった責任を感じて自分の感情を押し殺している部分がありますが、青野とヴァイオリンを弾きたい、と心の底から願っています。

お互いの本音をぶつけ合う5巻は心を揺さぶられます。

 

自分は物書きの端くれですが、小説は文字で感情を表現します。

ヴァイオリンも楽器を使って奏者の心を表現します。同じなんです。

彼らがどんな気持ちで、どんな音色を奏でているのか、ぜひアニメでご覧ください。

 

二期が決定しました!楽しみです!

 

以上、大人買いした管理人による青オケプレゼンでした。

アニメはなんと全24話!コンクールまでやるんですね!楽しみすぎます!!

(青野のお母さんもびっくり!)

 

Posted by serizawa