夏目友人帳 18巻
今更ではありますが、「夏目友人帳」18巻を購入しましたので、
感想述べさせていただきます。
ネタバレになりますので、ご了承くださいませ。
まず、この巻は、個人的に、「決断」する巻でありました。
マンネリ気味になっているこのシリーズをこのまま買い続けるか、否か。
結論から申し上げますと、もう少し買い続けてもいいかな、というところ。
夏目は名取さんに友人帳について明かし、これで秘密はなくなったわけです。
私としては、裏で不穏に動く名取さんと夏目との確執を期待していたのですが、
「あれ、こんなにあっさり話しちゃうのね」とちょっと肩透かしをくらったような。
名取さんが友人帳を奪う、くらいのことを想像していたのに。
ぼそっと呟かれた「燃やしてしまえばいいのに」の台詞を聞いて、
正しい受け止め方としては、それくらい夏目のことを心配しているのね、とグッとくるのだと思いますが、
私は「そんなことしたら名前書かれた妖たちが大変なことに…!」と違うことを考えていました。
緑川先生の描く絵はきれいなのですが、やっぱり、線が細すぎませんか?
それに、にゃんこ先生以外のキャラ(特に脇役キャラ)、なんか、「薄く」ありませんか。
なんていうんだろう、脇役とはいえ、その世界においては、生きて動いている人間なのに、
その人間らしさがなくて、単なる「役」でしかないような。
まぁ、脇役キャラが目立ちすぎたらNGですけどね。
最後のお話のタマミちゃん、一目見て、「あれ、月子さん!?」と間違えた私。
キャラ造形かぶってますがなー。
でも、もしこんな子がいたら、可愛くてギュッてしたくなる。
ふわふわしてて、天然で、「えへへ」と笑う。
なんて無邪気で純粋なんだー!!可愛いぞー!!
そしてアケとシロも可愛かった。
夏目を「もやしニィさん」だなんて。なぜにそんなネーミングに…。
別の話では「ナツメグ」とも呼ばれていたし、この巻は、夏目の仮名が増えましたね。