初心者ワナビさん必見。小説家としてデビューするには3つの方法があります。
小説家になりたい。
そう思った動機はなんでしょうか。
私は学生時代にいじめで辛い毎日を送っていたところ、当時一世を風靡していた「スレイヤーズ
同じように、皆さんにもワナビ(小説家を目指す人のこと)になった理由が様々あると思います。
では、どうすればデビューできるのか?
その方法についてお教えします。
公募に出す・・・競争率:高 結果:遅
自分がよく読む本であったり自分が書きたいと思うような作品を出している出版社の賞に応募する方法です。
マンガのような持ち込みは一般的ではなく、賞に応募するよう言われるそうです。
賞にもよりますが競争率が非常に高く、ライトノベルの賞として最も有名な電撃小説大賞は4,355作応募されたうち最終候補に残ったのはわすか10作。
通過率はたったの0.22%です。
結果が出るのは3か月~1年と長く、その間ずっとヤキモキしなければなりません。
長く待たされて落選したときの絶望感は筆舌に尽くしがたいです。
「今回だめでも次がある」くらいの気軽さで待つのを強くお勧めします。
ライトノベルの賞であれば、どこの賞もある程度似通った作品(異世界ファンタジー、ラブコメ)を受け入れているので、そこから出版されている小説や過去の受賞作などを参考にしながら応募を検討してみるといいでしょう。
以前に比べると評価シートをもらえる賞も多くなってきました。
自分では気づかなかった欠点を指摘してもらえるので評価シート目当てで応募してみるのもいいでしょう。
ほとんどの賞では随時、途中経過が発表されます。
ツイッター上はお祭り騒ぎみたいで楽しいですよ♪
ネットで発表する・・・競争率:高 結果:早
小説家になろう、カクヨムに代表される小説投稿サイトに載せる方法です。
有象無象の作品が毎日投稿されるので競争率は高いですが、読者の心を掴んで★やポイントを得てランキングに載れば、待っているだけで出版社側からスカウトされることもあります。
早い方ではネット掲載から1週間以内に書籍化デビューが決まる…なんて人も。
ランキングを維持するためには毎日の更新が欠かせないからです。
また、運よく出版社から声がかかったとしても、スカウトされたのは「作品」であって「作者自身」ではないのです。
もし仮に出版した作品の売り上げが芳しくなく打ち切りとなった場合、次に本を出すにはまた同じようにランキングに入らなければいけません。
つまり、毎日更新しなければいけないのです。
書き上げて結果を待つだけの公募と違い、毎日更新する時間と書きつづける気力。
こういった根気が必要になる点も押さえておきましょう。
(※ランキングで目立つ位置にいるとコメント欄も荒れるのも強い精神力も…)
自費出版する
出版社の中にはこちらがお金を払うことで本を出版してくれるところがあります。
金額は数万~数十万と聞きますが、たとえば自伝など家族や親せきに配るため数冊だけ創りたい場合と、書店に流通させる場合とでは部数も費用も大きく違ってきますので確認が必要です。
有名なところでは・・・
自費出版でベストセラーになることは非常に稀ですが、一度でいいから自分の本を出したいとお思いの方は検討してみてはいかがでしょうか。
費用や出版社の選び方については、こちらの記事に詳しく書いてあります↓
さいごに。いちばん大切なことは…
最後まで書ききること。これだけです。
書いている途中で行き詰まったり、飽きてしまったり、ほかの作品に取りかかりたくなることもあるでしょう。
それでも自分が「ここが最後」と思うところまで書ききり「了」とつけます。
もしかしたらそれは途中でキャラクターが変わっていたり、話の方向が大きくずれているものかもしれません。
読み返すのも恥ずかしくて、パソコンのフォルダにしまいこむだけかもしれません。
それでも「ひとつの物語を完成させた」ことには変わりありません。
世の中には小説家になりたいと思いながら一作も完結させたことがない自称ワナビさんが多いのです。
そんな中で最後まで書き上げたら大きなアドバンテージだと思いませんか?
小さな一歩ですが、ワナビとして大きな経験値を獲得したことになるのです。
ご武運を祈ります。
こちらもどうぞ↓