小説を書くのがしんどい時は「趣味」のひとつにしておいた方が精神的に良い。
芹澤です。
あまりの忙しさにすっかり更新が滞っておりました。こんにちは、ご無沙汰してます。
やはり週6日の仕事にくわえて大学の講義受講+転職活動+小説執筆をこなすのは無理でした。
ただ、Twitterで報告した通り面接を受けた企業から「内定」をいただきました。
これからは少しずつ時間の余裕をもてると思います。
さて、掲題の「小説執筆は趣味のひとつにしておいた方が良い」について。
実体験をもとに述べていきます。
まずお聞きしたいのですが。
小説を書いてて楽しいですか?
しんどいと思う瞬間がありませんか?
「えー?めちゃくちゃ楽しいよー?」という方は特に何も言うことはありません。これからも頑張ってください。
逆に「じつは……ちょっとしんどい」と思ったあなた!
あなたに向けて記事を書いてますからね!
努力していればいつかデビューできると思っていた時期がありました。
私はワナビ歴10年超の古参ですが、未だにデビューできていません。
才能がないのは明白。そんなことは自分でもよぉく分かっています。
それでもデビューしたくてしたくて、毎日時間を見つけてはコツコツと小説を書いていました。
いつか私の作品が評価される時がくる、デビューできる時がくる、だから、今は辛いけど頑張ろう。頑張らないと。だって私にはこれしかないから。
我武者羅に頑張ってきました。必死でした。
でも頑張っても頑張っても……デビューできませんでした。
流行りを意識していろんな作品を書いてみました。でもWeb連載しても評価はイマイチ。あまりにも少ない閲覧数に心だけが疲弊していきました。
「ちっとも楽しくない」
「なんでこんなに苦しいんだろう」
そんな疑問が浮かんできました。
前述したとおり仕事や勉強で忙しい中、寝不足になってまで小説を書く意味を見出せなくなっていました。
小説は趣味・ストレス発散のひとつと割り切ったら心が楽になった。
ある時、上司の小言にイライラしていた夜にふと思いついてホラー小説を書きました。
鬱憤を晴らしたかったのです。
すると不思議。書いている内に溜まっていたイライラが消えたのです。
「あ、小説でストレス発散できるんだ!」
と目からウロコ。
他人に見せるため体裁を整えることばかり考えていた小説に、別の意味を見つけた気がしたのです。
それが「趣味・ストレス発散」です。
「趣味」
仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしてしている事柄。goo辞書より
他人の評価にのみ依存する小説を書くのが辛くなっていたんだと思います。
小説という媒体に期待しすぎたのかな、とも。
たとえば自分はカラオケが大好きですが、プロ歌手を目指そうなんて夢にも思いません。
旅行するのも大好きですが、旅行会社に就職しようともバスガイドになろうとも思いません。
趣味だからです。
仕事にはしない、と割り切っているから、自分の好きなように楽しめるのです。
もしもいま「小説を書くのがしんどい」と思う方がいたら、少しだけ距離をとってみてください。
趣味ではダメなのか、他に自分の承認欲求を満たす方法がないのか、考えてみてください。
すっぱりきっぱり諦めなさいというわけではありません。
距離を置いて俯瞰してみることで「やっぱり好きだ」「やっぱり書きたい」と思ったらまたパソコンを開けばいいんです。
かくいう自分も「この設定好きなんだよね~」「こういうキャラ出したいんだよ」「大好きな声優さんに声当ててほしい!」という欲望に従って、またも小説を書いています。
今でも時々思い出します。
まだ駆け出しのころ、熱を出しながら投稿した小説が初めて一次通過し、雑誌に自分のタイトルとペンネームが載っていたときの興奮を…!!
あの嬉しさを味わいたい為に、私は小説を書き続けているのかもしれません。
ただ、前のように無理して書くつもりはありません。
だって無理して書いた小説って本当に面白くないんですもん。
あくまでも楽しく、ストレス発散を兼ねて…。
それでは。