初心者必見!GA文庫大賞に応募したあとどう選考が進むのかお教えします(※推測含む)
芹澤です。
さる11月30日は第13回GA文庫大賞(後期)の締切でした。
投稿された皆さま、お疲れ様でした!!
今回の応募数は過去最高らしいです。コロナ禍で一念発起した方が多かったのでしょうか…。
【第13回GA文庫大賞(後期)】
ご応募いただいた皆様、ありがとうございました。第13回後期への応募数は【1068】件‼
前期の【733】件と合わせて【1801】件となり、前期後期ともに過去最多です🥳🎉
たくさんのご応募誠にありがとうございました!
私は2作送りましたが、直前までバタバタしていたので無事に送り出せて安堵しています(*´∀`)
さて、今回初めてGA文庫大賞に投稿された方もいるかもしれません。
そこで、どんなふうに選考が進んでいくのか紹介しますね(ただし憶測を多分に含みます)
締切後、振り分け作業が行われる
締切後、まずは応募要項の確認が行われます。
具体的に言うとページの下限と上限ですね。
覚えていますか? 応募要項は42文字×34行で80枚~130枚と規定してありましたね。
これが大幅に下回っていたり、逆に超過していると読んでもらえません。
※個人的な感覚としてはページ数が多少(多少ですよ!)前後しても読んでもらえると思いますが、よほどの傑作でない限りは受賞しないと思います。
このあと、一次選考作を決めるための振り分け作業が行われます。
いわゆる下読みさんです。
外部の方をイメージするかもしれませんが、GA文庫では何作かを編集さんが最初から読んでくれます。
どういった基準で振り分けられるのかは不明ですが、応募歴を参考にしているのではないかと思います。
実力のある作者の作品を下読みにまわして落とされたら困りますからね。
ただし他で高次選考を通っていてもレーベルカラーに合わなければ容赦なく落とされます。
慈悲はない。
忘れてはいけないのは、公募とはつまり採用活動。将来のための人材発掘です。
そのためにお金と人的リソースをかけて選考しているのです。
ボランティアで賞をあげましょう、というものではない点を考えると上記のことが理解できるのではないでしょうか。
ちなみに私は何度も不採用になっているわけですが…汗
編集ツイートで大騒ぎ
GA文庫大賞の最大の特徴といえば編集さんの選考ツイート。
古参のサトさんのふわっとしたツイートや編集Tさんの「ごちそうさま」など見どころもたくさんです。
(以下、13回前期のツイートの一部。適当に選びました)
異能を駆使する狩猟アクション。ある地域の民間伝承が元ネタ。面白い所に目を付けましたね。設定が味方の技や世界観全体にまで広げられていたら、その個性で突き抜ける作品になりそう。終盤人助けや過去編がメインでしたが、皆で積極的に大物を狙い気持ちよく仕留める姿も見たかったです。
異世界転生の裏側を変わった視点から描くファンタジー。召喚する側に「あるありふれたアイテム」を渡すことで、それまでの価値観がひっくり返る。アイデアが光る快作。
正史をベースに架空要素を織り込んだ歴史フィクション。壮大な規模感でありながら、物語のフォーカスは主人公を中心とした範囲に絞られていて、周囲の模様や感情の機微を詳細に描き出している。題材になっている事件がスッキリと解決すると、さらに読後感がよくなりそう。全体に高水準。
ツイートされる度に「これはもしや自分?」「褒められてんじゃん!やったー」「うわ、ひどい言われよう…」と悲喜こもごもが繰り広げられます。
しかし!ここに大きな落とし穴が!!
たとえばツイートで「これ絶対に自分だ」と思われる作品が「べた褒め」されていたとしましょう。
しかしふたを開けてみれば一次落ちということもあります。
なぜなら自作と断言されていないからです。
よほど特徴的なことが書いていない限り安心してはいけません。
そして褒められていたからといっても、いわゆるお世辞(社交辞令)ということもあります。
かくいう私もいったい何度騙されたことか…。
余談ですが多くのツイートを見ていると、書き方のクセなどで編集さんのイメージがだんだんと固まってきます。
そうすると評価シートをもらったときに「あ、この書き方はもしかして…」とだれが書いたのか見当がつくようになります(ほんとです)。
私自身は最終落ちの作品で「この厳しさは○○さんだ!」と思ったりしました(笑)
あくまでも個人的な楽しみ方ですが。
運命の一次通過発表は2月15日。
一次通過の発表は2月15日。です(まれに前後することがあります)
わくわくそわそわしながら一緒に待ちましょう。
今回惜しくも間に合わなかった方へ。もう14回(前期)の受付がはじまってます。
競争率から言えば前期の方が比較的ゆるいのでそちらへの応募も検討してみてはいかがでしょうか。
https://ga.sbcr.jp/novel/taisyo/index.html
なお、これまでの選考過程は以下にざっくりまとめてあります。
受賞作がぞくぞく発売されています!【広告】
12回の受賞作が続々発売されています。
選考までの時間に購読してみてはいかがでしょうか。
【金賞】
【銀賞】
これまでの大賞作2作【広告】
これまで2回しか選ばれていない大賞。「ダンまち」「処刑少女」と呼ばれて親しまれています。