夏目友人帳23巻の感想&ネタバレ
発売日に夏目友人帳23巻を買ってきました。
その感想&ネタバレです。
ネタバレ回避したい方はご遠慮ください。
↓
↓
↓
↓
↓
○九十話&九十一話「テンジョウさん」
他校の生徒から「テンジョウさん」と呼ばれる絵を探して欲しいと依頼された夏目たち。
取り壊された旧校舎にあったかもしれない絵の行方を追う内に、その絵が良くないもの(悪い妖怪を封じたもの?)だと知ります。
しかし発見した絵は真っ白で……というお話。
今回は妖怪が出てこない珍しいお話でした(ニャンコ先生除く)
夏目たちに絵のことを話そうとしていたおじいちゃん、どう見ても妖怪レベルなんですけど(笑)
あからさまな物音などで「また妖怪か!?」と読み手を緊張させつつも何も出てこないので、緑川先生に上手く騙された感じでしたが最後はほっこりします。
脱線しますが夏目たちが通う学校は世分(よわけ)と言うんですね。地名と同じなんですね。
ここにも少子化の波が押し寄せているのですね。寂しいことです。
○九十二話&九十三話&九十四話「約束の残る家」
すでに滅びた三春家で行われる儀式を代行する的場たちと出くわした夏目&名取さん。
目的は妖怪のおもてなし。
しかし思わぬ邪魔が入り……というお話。
冒頭で依島さんの名前が出てきたので本編が進むのかと思ったら枇杷取りに行くだけって…(苦笑)
私も枇杷好きですけどね。
儀式を邪魔するため力の弱い一つ目の妖怪が出てくるのですが、個人的にはちょっと怖かった。
この子自体は大した力もないし恩返しをしようと必死で可愛いんですけど、以前に夏目を連れて行こうとした妖怪とかぶるのでトラウマですよ。怖いよー。
(なんのこっちゃ、と思う方は8巻の三十話をご覧ください)
一方、あれこれあったものの儀式は無事に済みました。
的場さんの何とも言えない「怖さ」が徐々に緩和されているように見えたのは夏目や名取に感化されているのかな。
でも怖いままでもいいのよ、その方が緊迫感が増してドキドキするから。
名取さんは友人帳のことをちゃんと理解し、受け止めてくれたのですね。良かった良かった。
というわけで感想&ネタバレでした(ほぼ感想ですが)
年に一度の刊行なのでペースはゆっくり。
夏目レイコの死の真相が明かされるのはいつなのか。
祖父はだれなのか。
最近めっきり名前を返していないけど返しきれるのか。
ちょびの出番はいつなのか。
ゆっくりでいいですが本筋を進めていって欲しいなぁ、という気持ちです。
それでは。