【よつめがみ】四ツ目神の感想&ネタバレ&ショートストーリーの内容までちょこっと教えちゃいます!
芹澤です。
タブレットを手に入れたのを機に「四ツ目神」をインストールしました。
ネット上の評価を見て「面白そう!」と感じたからです。
実際プレイしてみましたが本当に良かった!!
絵柄は綺麗で、謎解きもそこそこ難しく(攻略見ながら進めました)、またマルチエンディング形式のすべてのエンディングに考えさせられるものがあり、ストーリーも面白かったです。
基本プレイは無料ですが、本編後の各キャラのショートストーリー見たさに課金してしまいました。
今回はそんな「四ツ目神」をプレイした感想です。
なお完全ネタバレです。ご注意ください。
【追記】こちらはリメイク前(旧作)に関する記事です。
リメイク版「四ツ目神-再会-」プレイ前のおさらいにどうぞ。
リメイクに関する記事はこちら↓
全12個のエンディングの内容を知りたい方はこちらをどうぞ↓
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ざっくりとしたあらすじ
身内は父・誠だけ。母親はおらず、幼いころ父に聞いたとき辛そうな表情を浮かべて答えてくれなかったことから、心のどこかで「お母さんのことは聞いちゃいけない」と心の壁を感じている。
ある日学校から帰るとアパートの前で父と見知らぬ男性が口論している場に出くわす。
相手は父の兄である修二。真依にとっての伯父にあたる。
修二の口から祖父や祖母が亡くなったことを伝えられた真依は自分に父以外の家族がいたことを驚きつつ、父とともに祖父母の墓参りにいくことになる。
実家「相良家」は四津村と呼ばれる山間にあり、その地の住民たちは「四ツ目神」と呼ばれる神様を信仰しているのだった。
相良家に到着して居間で待っていると「おかあさんをたすけて」とお面をつけた二人の子どもが駆けこんでくる。
二人に急かされるまま山道を駆け上がった真依は「四ツ目神社」で布で顔を隠した少年に出会う。
少年は強い剣幕で「すぐに帰れ!」と真依を追い返そうとするが、どうやっても帰ることができない。
真依は少年・イミゴとともに帰る方法を探すことになる……。
古き時代の因習「忌み子送り」
冒頭からショッキングなシーンと「死にたくない」とか「殺さないで」という鮮烈な言葉が飛び交います。
また物語の雰囲気や「村」や「神様」と単語が並んでいるので古き時代にあった人を人とも思わない「よくない風習」の気配がプンプンと漂っていました。
こういう雰囲気、怖いけど嫌いじゃないです。
一時期、私も小説の参考にとイザナミやイザナギ、黄泉の国云々について調べていたことがあったのでイミゴの名を見た途端に「あぁ忌み子か…」となんとなく先読みしてしまいました。
ただ、手水舎にタオルがかけてあるのが普通とか夏越大祓をやっていたりとか、意外にもフツウのことをしているので「いらない子どもは神社で暮らすのかな?」と思いながらプレイしていったのですが……。
全然違いました。
じつは序盤で、やらかしてしまったのです。
「この神社の中のものは絶対食べるな」とイミゴに言われていたにも関わらず「おはぎを食べる」を選んでバッドエンドなったのです。
その際に「ヨモツヘグイ」と出たので「あ、やっぱりそっちの世界なのか…」とはっきり理解しました。
※黄泉戸喫(ヨモツヘグイ)とは黄泉ノ国の物を食べること。もう生き返れません!
四ツ目神社にはイミゴの他にタガタさん、クロ、シロの人間がいますが、結果的にはみな被害者。
「いらない子」として四ツ目神に返す――という名目で間引かれた命なのです。
(※タガタさんは違います。後述)
四ツ目神=おかあさん
真依には母親がいません。
話を進めると真依を産んだ母親はすでに亡くなっており、ついでに本当の父親は誠ではなく誠の長兄(こちらも故人)であることが分かります。
母親はのちに触れる理由で相良家(真依の実家)をひどく恨んだまま亡くなり、四ツ目神の中に取り込まれてしまったのです。
この四ツ目神と途中でバトルすることになるのですが結構怖い。
巨大な赤ん坊の全身にびっしりと「目」がある姿で、真っ赤な手をぐわーっと伸ばしてくるのです。
ああ怖い怖い!
ここで「なに」を「する」か「しない」かでエンディングが分岐します。
イミゴの正体
物語を進めると手に入るアーカイブスには真依の赤ちゃんのころの写真がありますが、右側が不自然に切り離されているのです。
当初は「父親の顔でも映っていたのかな?」と思っていましたが、手記を読んだ上でイミゴを見ると髪の長さが真依と同じ。
「あ、双子!?」と理解しました。
まぁ顔を隠している人物にはなにかしら理由がありますよね。
イミゴは真依の死に別れの弟・悠真だったのです。
先に生まれたので現在では兄になりますが昔はあとに生まれた方が上でした。
双子は災いをもたらすので次子(下の子)を処分しなくてはいけないことになっていました。
祖父母の手によって、生後間もなく彼岸花の毒で殺害されてしまったイミゴは彼岸(四ツ目神社)に渡り、そこでタガタに育てられることになりました。
死んでいるのに育つというのも変な話ですが、未練があって黄泉ノ国には行っていない状態です。幽体みたいな?
しかしイミゴは相良家や生き残った真依を恨むでもなく、神社に迷い込んだ真依を必死に返そうとする心優しい少年。
「自分には絶対触るな」と真依に忠告しますが、エンディングのひとつではイミゴを助けるため真依が手を掴む選択肢があります。
「イレカワリ」エンドとなるので、真依と入れ替わるのではないかと思います。
ただ、真依の目が赤いのでイミゴではなく四ツ目神と入れ替わっているようにも見受けられます。
真のボスが望んだものは
上の方で四ツ目神とバトルすると書きましたが、これが終わると神社から出られるようになります。
様々な選択肢によってエンディングは分岐しますが、いくつかのエンディングを見たあと真のルートに進めるようになります。
そこで真のボス=タガタが本性を現します。
時戻しの書を使い、真依が時間を戻してイミゴ(悠真)が殺される過去を変えようとしたため「そうはさせない」と闇落ちして襲いかかってくるのです。
こちらも四ツ目神と同じで手がバンバンッ!と伸びてきます。しかも結構早いペースで。
怖すぎます!!
ここでもエンディングが分岐しますが、なにも抵抗しないと「神隠し」エンドとなり、眠る四人(真依、イミゴ、クロ、シロ)をタガタが見守るイラストが出てきます(こちら)。
あれかな、ここで永遠の夢をみよう…みたいな?(特に解釈は出てきません)
タガタはイミゴをおちょくるのが好きな穏やかなお兄さん、という雰囲気で物語に絡んできますが、その正体は最初に殺された双子の片割れで、死後何百年もの間、神社に魂を縛られ続けた神様でした。
生まれて間もなく殺された双子の弟への罪悪感を抱えつつ神として村を見守ってきましたが、時々迷子がやってきてはひと時一緒に過ごすものの、いつの間にか四ツ目神に取り込まれていなくなってしまうという繰り返しでした。
寂しくてどうしようもなかったところにイミゴと出会い、一緒に四ツ目神を見守ると言ってくれたのが嬉しかったのでしょうね。
だからこそイミゴを奪い去ろうとする真依が許せなかった…。
タガタを倒したときに見られる走馬灯(イミゴとのエピソード)には胸が締めつけられます。
ショートストーリー【課金】
課金すると9人のキャラそれぞれのエピソードが見られます。有料コンテンツなので省略して書きますね。
・真依=髪型について
・イミゴ=髪を切ってもらう
・タガタ=結婚式
・クロ=ミエてしまった過去
・シロ=キコえてしまった過去
・誠=真依を育てた思い出
・真由子(真依の母)=親とは
・総一(真依の父)=誠のこと
・修二=「”いる”子」になる
全12個のエンディングの内容を知りたい方はこちらをどうぞ↓
以上。長文になってしまいましたが、とにかく面白いのでオススメです。
基本プレイは無料。私は毎日仕事終わりにプレイして1週間くらいで全クリしました。
ぜひお楽しみください!
NEW!【2022/2/16任天堂スイッチで登場!】
リメイク情報について
2月16日。「四ツ目神-再会-」がリリースされました。
「四ツ目神 -再会-」リリース
12時より「四ツ目神 -再会-」のサービスを開始いたしました!全編フルボイスなど新要素満載な今作をぜひプレイしてみてください!
▼ダウンロードはこちら▼
iOS→ https://t.co/9glUWfmRez
Android→ https://t.co/P10mvk5INV
リメイク版についてまとめました。ぜひご覧ください!
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