冬至の決意

つれづれ日記

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こんにちは。
昨日はとことんまで落ち込んでいたダメな芹沢です。
なんとか平常心まで戻ってきました。

昨日はね、本当にヤバかったんです。
いまなら笑い話にできるけど、昨日は、本気で一瞬「死のうかな」と思ったのです。
自分で自分にびっくり。

休日出勤したもののなかなか仕事が終わらず、
外は雪が降っているし、事務室内は薄暗くて誰もいない。
ようやく目処がついて帰ろうと外に出たのが午後6時半。
雨っぽい雪がまだ降ってました。

駐車場に向かうまでの短い距離で、いろんなことが浮かんだわけです。
「今日は両親は泊まりでいないし、妹は外出してるから家には誰もいないな」
「夕飯買って帰らなくちゃな」
「帰る道凍っていたらイヤだな」
ふと顔を上げて、駐車場にぽつんと停まっている自分の車を見ました。
雪に埋もれている、ちゃっちゃな軽自動車です。
その瞬間。
「死のうかな」
そんな小さな呟きが、自分の中で反響したのです。
慌てて家に帰り、私を待っていた犬を撫で撫でし、好きなDVDを見、心の栄養補給をしました。

自殺者一万人、とかニュースで聞くと、
「なんでそんなに簡単に死ねるの」「理解できない」なんて思っていましたけど、
なんか、わかりましたよ。その心境。
家族もいるし、楽しみにしていることや、待ち遠しいこともあるんですけど、
「死のうかな」って思う瞬間って、そんなこと忘れているんです。
魔が差す、という感覚に近いのかと。

不思議なのか当然なのか、いま書いている小説のキャラの心情と同じなんです。
彼も、いろいろなことが重なって、自殺しようとするのですが、それの追体験をしているような。
あるいは、作者である私のかわりに動いてくれているような。

小説って結局、自己救済の手段なんでしょう。
自分の願望を叶えてくれたり、自分の過去や未来を再現してくれたり。
あーだから私が書く小説って、暗いものが多いのか。納得。

きょうは冬至。一年でもっとも日が短い日。
そして、明日からは、少しずつ、日がのびていくのです。
まだまだ死ぬわけにはいかない。
「やりたいこと」があるんだもの。

Posted by serizawa