レモンタルト~長野まゆみ著
ようやく図書館で借りました。
なんだかこの作品は長野さんらしくない。長野さんのことを強く意識した別人が書いたような作品でした。少し残念。
主人公が会社員ってところに、まず大きな違和感があり、冒頭からスーツという単語が出るたびに気持ちの上で何歩か後ずさり。いつもだったら、食い入るように文章を追い、無我夢中になってなかなか現実に戻って来れないのに、今回はテレビとかの方が気になったりして。
説明の類も長いように感じました。登場人物の名前はアルファベットで書いてありますが、結局本当の名前も出てくるので、あんまり意味がないような。逆に混乱しました。
終始違和感を拭えないまま読み終えた結論は「次回作白いひつじに期待しよう」。
というわけで、また図書館へ。