書くべき小説がなくなって少し淋しい・・・。

つれづれ日記

「淋しい」という表現が果たして適当なのかどうかはわかりませんが、ひとつの作品が終わったあとの、
この物足りなさというか張り合いのなさは、小説の投稿を続けている方なら記憶にあるんじゃないでしょうか。
燃え尽き症候群とでもいうのでしょうか。
投稿した後になって、色々と足りなかった部分があったなぁ、と後悔もありますが。

今回の作品のテーマは「感情」と「各々の事情」。
登場人物それぞれの思惑と、それに基づく、主人公への裏切りや手厳しい言葉。
作品内でうまくまとめられたかどうかはわかりませんが(私の力量が足りなかったかもしれない)、
ともかく、世の中に本当の「悪者」なんていない、という前提で書きました。

なんでこんな話になったかというと、よく女子会なるものを開くのですが、
そこで必ず盛り上がる話題といえば、恋話(コイバナ)と職場の人の悪口ですよね。
でも悪口を云われている人のことなんて、こっちはよく知らないんです。
どんな家庭環境でどんなふうに育ってきたのか、なんにも知らないんです。
知らないから、その云っている人の言葉をすべて真に受けてしまう。そういう「悪い」人だと思ってしまう。
でも心のどこかでは、「本当にそうなのかな」とわからなくなるんです。

たとえば、見知らぬ人に急に怒鳴られたら、ふつうは、びくって萎縮した後、「何アイツ」ってなんか苛々しますよね。
キライになりますよね。
でもその人は普段とても穏やかな性格で、たまたま何か機嫌が悪くて、つい怒鳴ってしまったのかもしれない。
そう思うと、なんか、モヤモヤするんです。

もちろん全世界の誰もが「善人」だったら法律や罰則なんていらないんですけど、各々の事情を知らずして、
勝手に人を判断してしまっていいのかな、交流の機会を逃してしまっていいのかな、と思うわけです。

そんな心持ちで書いていたわけですが、やはり自分の考えは甘っちょろいのかもしれないと思い、
登場人物のひとりに「きみは優しくけど臆病だ。人を嫌ったり憎んだりするのは労力がいるから、それを避けている」と言わせたりして。

小説って、難しいですよね。
登場人物が多ければ多いほど、その数と同じだけ、複数の考え方や違った見解を持たなくちゃいけないんですから。
それも全部、自分の内側で作っていくのですから。

長々とした文章になってしまいましたね。失礼しました。

明日から四月です。
新生活を迎える皆さま、志は高く、でもテンションは控えめに、頑張ってください。