くるしくてたのしい創作活動
つくづく思うんです。
ワナビ(小説家志望の人のこと)ってマゾだなぁって。
だってなぜこんな苦しい思いをしてまで小説を書かなくちゃいけないのでしょう?
ただいまつばさ文庫向けの児童文学を書いているのですが、6月ごろから書いては消してを何度も繰り返しています。
一章が気に入らなくて延々と手直ししているのです。
修正した内容の一例をあげると、
・主人公の年齢を変更(小五→中一)
・主人公の動機を変更(母とのケンカ・家出→単なる雨宿り)
・一章のボリューム(ページ枚数)を減らす などがあります。
自分なりのこだわりと言いますか勘と言いますか、一章が不完全だとその先もずっとダメだなぁという思いがあり、納得いくまでひたすら直します。
たとえば本作は「冒険もの」なので、ある程度の知識と恐怖に打ち勝つ心の強さが必要で、また、作者の意向を投影するにはできるだけ年齢が高い方が良い、といった理由からこうなりました。
また、一章が長すぎると全体のバランスがおかしくなるので、入れる要素をぐっと減らして次章以降に切り替えるなどもしています。
寝ても覚めても創作のことばかり考えて、毎日が苦しい。
試験勉強の息抜きのつもりで始めたのに、またしても優先順位が入れ替わってしまいました。
受かる気あるのかい、自分。
それでもやはりパソコンに向かって書いてしまうのは、苦しみの先に楽しさがあることを知っているからだと思います。
WEBサイトで公開すれば何かしらの反応があるし、賞に応募して通過者に名前が載ればうれしい。たとえダメでも「また次がんばろう」と思える。もはや生活の一部になっているのです。
最終目標は「アニメ化」ですが、まずは締切厳守と、読者さんの「面白い」のために頑張ります。