2020年は絶対に…
「2020年の抱負」について書きます。
「書籍化デビューしたい」のは昔からの夢ですが、毎年なんとかのひとつ覚えみたいにこればかりを繰り返して進歩がないと薄々感じています。
書籍化するにはどうしたらいいのか。その手順を考えないままだと「宝くじで10億円当たればいいなぁ」と同レベルのまま終わってしまいそうです。
ではどうすれば具体的にいいのか。
1.「書くこと」以外を楽しむ
これはかなり幅広い意味になるのですが簡単に言えば土台をきちんと作ろうという意味です。
【読む】
なにかの賞をとった小説を読む・新刊をチェックする・好きな作家さんの本を読み直す・なんなら昔使った国語の教科書を見返す。
【旅にでる】
地図を見る・見たことのない風景を見る・写真をとる・土地の文化や風習を知る・言葉の訛りを学ぶ・ブログでまとめる。
【感じる】
女子会でのお喋り・買い物・映画鑑賞・観劇・ドライブ・料理etc。
思いついたのはこんなところですが他にもたくさんあると思います。
一見すると遠回りに見えるかもしれませんが「人間ってなんなのか」「なにを見てどう感じるのか」「どんな気持ちになるのか」そういう根本的な経験や知識が執筆にあたって必ず役に立つはずなのです。
だって編集さんや読者も自分と同じ人間なのですから。
2.文字の限界を知る
これは小説の執筆とイコールではありません。
自分の感じたことや考えことを「文章」というものに書き起こす作業のことです。
前々から思っていたのですがなぜ文章を書くのでしょう。
もしもテレパシーで自分の考えていることを丸ごと他人に伝えられるのなら『書く』行為は存在しないはずです。
自分が脳内で思い描いたイメージを目の前のだれか、あるいは遠くのだれかに伝えるために文字がありますが、どんなに緻密に書き込んだとしても完全に他人に伝えることはできません。必ず欠落や取捨選択が生じるものです。だから文字を受けとった相手はイメージします。こういうものかな、と想像を働かせます。
私たちが書く文字は完璧なものにはなりません。受け手のイメージ(それこそ相手の知識・経験)に依存します。
つまり文字には限界があると承知した上で、どうすればより相手がイメージしやすくなるかを取捨選択しなくてはいけないと思うのです。
3.小説は生きものである
プロットもキャラクター表も完璧に用意しました。さぁ書きはじめました。
さて……その作品は面白いですか? キャラクターは生きてますか?
型に嵌めたキャラクターは型に嵌めた動きしかしません。大量生産されたお菓子がすべて同じ味なのはそういう風に作られたからです。
あなたが書きたいのは型どおりのキャラクターですか? テンプレのストーリーですか? もちろんそれで売れている作品もあります。「おれTUEEE」「スローライフ」「悪役令嬢」「婚約破棄」が典型的な例ですね。
思うにテンプレに需要があるのは読者が安心するからです。せっかく買った作品で損した気持ちになりたくないからです。
消費税が上がったり終身雇用制がほぼ有名無実化したり海外との関わりが強くなった今日、なによりも安心したいのです。
でもテンプレにもデメリットはあります。
あなたでなくても書けるのです。あなたがだれかのテンプレをなぞって書いたように。そして流行と同じでいとも簡単に変わってしまうのです。
小説は生きものです。命があります。
生かすも殺すも作者次第です。
長々語りましたが要約すると…
今年、絶対に書籍化デビューします!!!