みらい文庫大賞に応募しました
芹澤です。
1月中旬から取り組んでいた小説の投稿が完了しました。
67ページ。約45,000文字の現代ファンタジーです。
今回、小中学生向けの児童本をはじめて書こうと思ったのですが、まずは昔の自分を思い出すところからスタートしました。
・怪談ものがめちゃくちゃ苦手だったけど、つい気になって読んでいたなぁ、とか(おかげでベッドの下を確認する癖がついた)
・特殊能力をつかえる主人公に憧れたなぁ、とか
・好きな男の子がいたけど告白する前にフラれたなぁ、とか
・そういえばクラスに美人な子がいたけどクォーターだったのか(つい最近知った)
勉強がきらいで、いつもなんだか騒いでて、とにかく楽しい時代でした。
そんな自分に読み聞かせるとしたらどんなお話がいいだろう…。
というふうに童心にかえって「私はこういうお話が読みたい!」を詰め込みました。
主人公は小学5年生の女の子。
怖がりだけど頑張り屋さんで、友達や家族をとても大切にしています。
対する男の子はカッコイイけれど欠点もあり、訳あって家族と離れ離れになっています。
ふたりは大人の力を借りずに数々のピンチをくぐりぬけてハッピーエンドを迎える……。そんなストーリーになりました。
また、終盤、主人公たちが極限まで追いつめられるシーンがあるのですが、
「小中学生向けだし、もう少し穏便でもいいかな」
と迷いが浮かびましたが、「いいや読者を舐めちゃいけない」とそのままにしました。
よくあるじゃないですか。初心者だと思って手を抜いたらこっちがやられる!というお約束展開。
自分は社会人としての経験や10年近くラノベを書いてきた自負がありますが、それは読者にはどうでもいいことです。目の前にある「面白い」だけがすべてなので。
「これくらいでいいんでしょ」と軽い気持ちで接したら大やけどを負いかねない。だからこそ全力で書こうと思いました。もちろん描写には気を使いながら。
そして見事、厳しい状況をふたりで切り抜けてもらいました。
もうほんと、わが子ながら拍手を送りたい気持ちです(親バカですねー)
振り返ると、児童向けということをすっかり忘れて全力で書いていましたね。
枚数が少ない分、頭の中に浮かんだストーリーがそのまま無駄なくカチリとはまった気がして、終わってみれば本当に楽しい時間でした。機会があればまた挑戦したいと思います。
結果は2ヶ月後に発表だそうです。めっちゃ早い…!編集部の皆さま、なにとぞよしなに。
そしてこれから投稿を控えている皆さま、ふぁいと!!