【結果発表】第三回氷室冴子青春文学賞【エブリスタ】
芹澤です。
第三回氷室冴子青春文学賞の結果が発表されました!
【公式サイト】https://estar.jp/official_contests/159475
氷室冴子青春文学賞とは
募集内容
集英社コバルト文庫を代表する作家であり、少女小説の分野で新しい世界観を提示した氷室冴子氏の功績を讃え、「氷室冴子青春文学賞」が創設されました。 このたびはその三回目となる「第三回 氷室冴子青春文学賞」を開催します。 本賞では「青春」をテーマにした作品を募集し、まだ発見されていない優れた才能を発掘します。
募集条件
・「青春」をテーマにした小説であればジャンルは問わない。
・2万字~6万字の完結作品。
・エブリスタに会員登録を行い、公開した上で応募する。
結果発表
最終候補 6作
大賞
該当なし
準大賞
該当なし
個人的な感想
今回は大賞・準大賞とも「該当なし」という結果になりました。
管理人も応募していたのですが箸にも棒にも引っ掛かりませんでした。無念。
公式サイトには審査員の一人・久美沙織さんの講評が掲載されているのですが、”渾身の「作り話」をどうも、ありがとう”とどこか皮肉めいた発言があります。
まるで私たち書き手を煽るような一文ですが、よくよく考えると、大賞・準大賞を見いだせず最も悔しかったのは審査員のお三方なのかもしれません。
ほらほら私たちはこんなに挑発しているんだよ、悔しかったら本気でかかって来い!
小説を書くという行為は一見とても簡単に見えて、奥が深いものです。
読書量、文章力のみならず、知識、経験、性癖、信仰心などを駆使し、自分の半身を丸ごと差し出すようなものです。
本気でかからないと最終候補の舞台に立つことさえできないのです。
今回の講評で「なにくそ!」と決起する熱意溢れる書き手を、審査員は求めているのかもしれません。
関連書籍
第一回大賞受賞作
いじめがきっかけで学校に行けなくなった、小学6年生の火村ほのか。
たどり着いたおんぼろ図書館でみどり色の司書、謎の少年、そしてたくさんの本に出会い、ほのかの世界は少しずつ動き出す!
図書館があなたのこころを彩る感動の物語。
第二回大賞受賞作
父親の再婚により、家族が増えた高校生のちぐさ。ある日、ちぐさは、義理の弟・晴彦がブラジャーを着けているところを目撃する。晴彦がファッションとして女物の下着を好んでいると知ったちぐさは、下着を買うのを手伝って欲しいと頼む。彼氏の智くんと関係を進めるにあたり、「大人の」ブラジャーを購入したいと考えていて、その協力を求めたのだが……。
それでは、また!