拙作「魔法が使えない女の子」をネタバレ込みで解説しますので読んでみてください!

2021-05-21執筆活動

芹澤です。

アルファポリスで連載していた児童文学「魔法が使えない女の子」が本日完結しました。

トータルで約7万5千字です。

 

普段であれば「よろしければ読んでください!」で終わってしまうのですが、書き上げた以上は多くの方に見てもらいたいもの。

とは言え、忙しい中で内容も分からない作品を読んでみようと思う方は稀ですよね。

 

そこで、自作だからこそネタバレ満載で本作を紹介します。

面白そう!と感じて頂ければ嬉しいです。

 

あらすじと登場人物

カナリア島に住む九歳の女の子エマは、自分だけ魔法が使えないことを悩んでいた。
友だちのエドガーにからかわれてつい「明日魔法を見せる」と約束してしまったエマは、大魔法使いの祖母マリアのお使いで魔法が書かれた本を返しに行く。貸本屋ティンカーベル書房の書庫で出会ったのは、エマそっくりの顔と同じエメラルドの瞳をもつ男の子、アレン。冷たい態度に反発するが、上から降ってきた本に飲み込まれてしまう。

 

エマ・・・主人公。まもなく10歳になる女の子。魔法が使えず、勉強も苦手だが元気いっぱいで常にポジティブ思考

アレン・・・ティンカーベル書房でエマが出会った男の子。エマと同じ顔。さまざまな魔法を使いこなす天才だが人付き合いが苦手で無表情。じつはある国の王子様。ギフト(生まれつきの魔法)は「水を通して離れた物事を遠視できる」

マリアおばあちゃん・・・エマの祖母。魔法で薬を作る。ギフトは「嘘をついた相手の息が赤く見える」

ルシウス・・・ティンカーベル書房の主。オズワルドと呼ばれるすごい魔法使いだがアレンにからかわれることが多い。

スピン・・・魔法の本の中に住む犬。ブックマーカーとしてエマ達に同行する。「ばふっ」「わわんっ」が口癖

マティウス先生・・・エマ達の先生。魔法の良いところと悪いところをきちんと教える。

エドガー・・・意地悪な同級生。空を飛ぶ魔法が得意

ハンナ・・・エマの親友。動植物の心が聞こえる

エレノア・・・エマとアレンのお母さん。故人。

 

起:エマの悩みとアレンとの出会い

この世界のどこかにあるカナリア島。島民は皆それぞれ魔法を使えるのだが、9歳のエマはまだ一度も魔法を使えていない。

ずっと隠していたが学校の魔法の授業で自分だけ魔法が使えないことをエドガーに指摘されてしまう。「明日見せる」と見栄をはったものの内心はひやひや。大慌てで帰宅し、大魔法使いの祖母マリアに助けを求める。

ちょうど魔法で薬を創っていたマリアにエドガーのことを言いそびれてしまうが、魔法が書かれた本を返してきて欲しいとおつかいを頼まれる。

向かった先ティンカーベル書房で出会ったのはエマそっくりの顔をした少年、アレン

 

承:エマとアレンは魔法の本に吸い込まれてしまう

無愛想なアレンの態度に苛立つエマ。

手近にあった本を手に取ったところ、上から降ってきた本に呑み込まれてしまい……海の上で目覚める。

魔法が使えるようになった!と喜んたのも束の間、一緒に呑み込まれたアレンが現れてここは本の中の世界だと告げる。

さらにブックマーカー(栞のこと)を名乗る犬のスピンが現れ、いくつかの試練を乗り越えれば最終章で願いが叶うと教えてくれる。

魔法が使えるようになりたいエマと、友だちが欲しいアレン。

2人は力を合わせて「海」「森の中」「雲の上」「映画館」の試練を乗り越えていく。

 

転:最終章にたどり着くも、アレンが消えてしまう

いくつもの試練を乗り越え、最終章「願いがきっしりつまった夜空」にたどり着いた二人。

エマとアレンは生き別れの双子であること。王子であるアレンは間もなく国に戻らなくてはいけないことなど、これまで知らなかったことをたくさん知ってしまっていた。

別れが近づき、「もうどこにもいきたくない」と泣くアレン

どんな言葉をかけたらいいのか悩むエマだったが、突然辺りが吹雪き始め、気がつくと本の外に戻ってきていた。

しかし、アレンの姿がない。

そればかりかアレンのことをよく知る筈のルシウスが「アレンってだれのこと?」とエマに尋ねるのだった。

 

結:アレンを迎えに行ったエマ。夏至祭で2人の誕生日を祝いあう

みんながアレンのことを忘れている中、エマは魔法が使えるようになる。

アレンがいくなったことで神様がエマに魔法の力を分けてくれたというのだ。

しかし、たとえ自分が魔法を使えないままでもアレンを取り戻したいと願うエマ。

 

マリアとルシウスの協力を経て本の中へ戻り、凍てついた湖の中でうずくまるアレンに必死に呼びかける。

願いは届き、アレンが再び目の前に現れる。大喜びするエマだったがまだ問題は解決していない。

 

アレンの願いは「エマと一緒に学校に通う」こと。

カナリア島に留まれるよう、一縷の望みを託してアレンの父(エマにとっても父)の王様に手紙を書く。

するとすぐさま返事があり、アレンはカナリア島に留まることができるようになった。

 

訪れた夏至祭の日は二人の10歳の誕生日。それぞれが造った花を贈り合う。

本の外に出られるようになったスピンも交えて、二人は仲良く手をつないで街へと駆けだしていくのだった。

 

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