ネット小説大賞短編企画賞準グランプリ
芹澤です。
自分でもびっくりしているのですが、第8回ネット小説大賞短編企画賞第2弾(ちょっと長い)で、拙作を準グランプリに選んでいただきました。
2013年にコバルト短編賞で最終に残った「はるまち」という作品です。
簡単に経緯を説明します。
現在選考中のネット小説大賞で短編を募集していると知ったのは年末のころ。
「冬」をテーマにした作品なら過去作でも良いとありました。ふと脳裏に浮かんだのが「はるまち」だったのです。
2ヶ月に一回開催されるコバルト短編賞でたった一度きり最終に残ったこの作品は、自分にとって思い出深いもの。
当時は仕事面でのストレスから体調不良になり、検査のため病院を受診した帰り、本屋でコバルトを買って最終に残ったことを知ったのです(検査自体は異常なしでした)。
確かもう一、二点あれば入選だったことに気づき、頭を抱えた気がします。選考の様子はことこまかに書かれているのですが読むうちに恥ずかしくなり、顔から火が噴きそうでした。
確かにいま読み返しても……読点が多い、主人公の態度がきつい、推敲が不十分……七年前の未熟な自分がありありと浮かび上がります。
けれど、この作品をきっかけに今でも仲良くさせて頂いているフォロワー様がいます。
本当にありがたいです。
そして、自分のペンネームが紙面に載り、酷評ではあるものの一定の評価をされた。これはとても嬉しくて幸せなことです。
もちろん欠点も多いけれど自分の原点といってもよい作品です。
いまこのタイミングで準グランプリになったのは「あなたはここを土台にして芽を伸ばしているんだよ」と過去を振り返れという意味なのかもしれません。
また初心にかえって頑張ろうと思いました。
☆「はるまち」はコチラから読めます☆
https://ncode.syosetu.com/n2398bq/
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883217466