本日のラノベ。「王様のプロポーズ」「死者殺しのメメント・モリア」

読書感想

芹澤です。

本日はラノベ2冊を購入してまいりました。

早速紹介します。

 

※ネタバレがありますのでご注意ください。

 

「王様のプロポーズ」橘公司

久遠崎彩禍(くおんざきさいか)。300時間に一度、滅亡の危機を迎える世界を救い続けてきた最強の魔女にして、魔術師が通う学園の長。

「――君に、わたしの世界を託す――」

そして玖珂無色(くかむしき)に身体と力を引き継ぎ、死んでしまった初恋の少女。無色は彩禍の従者、烏丸黒衣から彩禍として誰にもバレないよう学園に通うことを指示されるのだったが…。クラスメイトや教師にさえも恐れられ、再会した妹からは兄のことを好きという相談を受ける波瀾の生活が待ち受けていた!
さらには油断すると男性に戻ってしまうため、女性からのキスが必要不可欠で!?

新世代最強の初恋!

 

裏表紙のあらすじを一読しただけで分かりました。

「なんてお手本のようなファンタジー!!」

主人公は初恋の人のために頑張る一途な子(読者の反発が少ない)、ヒロインは最強の魔女(間違いない)、主人公はワケあって女性化(いろいろ確認するんですね、分かります)、最強主人公の学園生活(みんな大好き)、兄大好きな妹(裏切らない)、やむをえないキス(ヒロイン以外の子とキスしちゃってトラブルが発生する未来が見える…)

「ね? みんなが大好きなカレーとラーメンと焼肉と寿司などをどどんっ!と盛り合わせたようじゃないですか!」

ふつうはこれだけの素材をどどどん!と並べられると何処かで破綻が起きるものですが、それは大ベテランの橘先生。

きっと絶妙なさじ加減で綱渡りしつつ、熱いファンタジーを展開してくれることでしょう。

つなこ先生のイラストも相変わらず綺麗ですね。真ん中を貫く1の文字がシリーズ化を大々的に宣伝(アピール)しています。

ぜひご一読ください。

 

「死者殺しのメメント・モリア」夢見里龍

死は平等である。富める者にも貧しき者にも。だが時に異形となる哀れな魂があり、それを葬る少女がいた。

モリア=メメント。かつて術師の血を継ぐ王族の姫だった娘。特別な力をもち、今は刻渡りの死神シヤンとともにあるものを捜し旅をしていた。

シヤンのもつテンプス・フギトの時計に導かれ、あらゆる時と場に彼らは出向く。現代ニューヨーク、17世紀パリ、時代と場所が変わっても、そこには必ず、死してなお悪夢を見続ける悲しい亡霊(ゴースト)たちがいた――。

 

作者さま曰く、第26回電撃小説大賞の最終候補作を改稿した小説だそうです。

管理人自身も死にまつわる小説を書いたことがあり、メメント・モリについても履修済みです。

メメント・モリ=ラテン語の直訳は「死を想え」。人は誰でも死ぬ。死を忘れるな、という警告です。

 

管理人は、ふしぎな骨董品を扱うお店で誰のものかも分からない遺髪(ロケットペンダントに入ってた)を見たときにこの言葉を知りました。

その時はピンときませんでしたが、年を重ねるにつれて少しずつ深みを増してきたように思います。後悔しない生き方をしたいものですね。

 

話がそれました。

主人公のモリアと従僕のシヤンが時空を超えて旅をしながら死にきれなかった死者を殺していく重厚なファンタジーです。

さらっと読んでみましたが文章がとても丁寧で繊細です。ただ言葉の飾りが多いのでライトノベル=軽く読める感じではないですね。

あとテンプス・フギト(ギフトかと思った)とかシヤン(ジャンとかシャンの方が読みやすい?)という名称がやや引っかかる気がします。作者さまのこだわりでしょうか。

バトルもありますがストーリー重視の物語です。「美少女」「死神」「時空を超える」などの単語が気になる方はご一読を。

ついでに管理人の死神ファンタジーもよろしくお願いします(宣伝)