読書のススメ「星へ行く船」
芹澤です。
今回は「星へ行く船」の感想です。
― Contents ―
「星へ行く船」 著:新井素子
森村あゆみ、19歳。“ちょっとした事情”で地球を捨て、火星へ家出中。無事に宇宙船が出航と思いきや、手違いで怪しげな男たちと同室に。男たちが関わるやっかいな事件に巻き込まれ―あゆみと太一郎の物語の出発点。
好きな本のタグなどで度々目にする本作。
さてどんな内容かな……とワクワクしながら手に取りました。
家出少女の年齢設定が…
主人公が乗り込んだ船で事件に巻き込まれるのですが19歳にしては幼い気がするあゆみちゃんです。漠然とした不安による家出って分からなくもないですが、もう少し年齢設定が低い方が納得できますね。
読点の多さにビックリ!
読点が多すぎる…!なんか集中できない。
ええまぁ私自身も昔の作品見るとめちゃめちゃ多いんですけど。
いやいや日本人かーい
森村あゆみ、山崎太一郎、大沢善行、山仲、黒木……日本人風の名前ばかり。
日本人しか生きてないという設定ならともかく、SF小説なので外国人(カタカナ名前)を期待してしまう私は間違っていますか…?
黒木さん、黒木さーん!
結局黒木さんどこ行っちゃったの?
置いていかれたけど王位争いはどうなったの?(シリーズものですが一巻しか読んでいません)
不完全燃焼ー!!
総合評価:★★(★5つ中)
宇宙船の中でド派手な事件が起きる・王位争いに巻き込まれる……そんな展開を考えていたので随分アッサリ終わってしまったことに不満が残りました。登場人物の名前がほぼ日本人というのもなんだかなという感じでしたし読点多用による読みにくさもあり、好きな方には申し訳ないですがこの評価に。